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日系LCC、来月から始動 空の価格破壊 早くも消耗戦

 日系の格安航空会社(LCC=ローコストキャリア)が始動する。全日本空輸と香港の投資会社が設立したピーチ・アビエーションが3月1日、関西空港を拠点に就航するのを皮切りに、日系3社が年内に運航を始める。コスト削減を徹底するビジネスモデル導入で、長距離バス並みの運賃も実現。国内航空業界は一気に価格競争に突入し、早くも消耗戦の様相を呈している。

 ◆節約を徹底

 「カラーコピー8円、白黒1・1円」。全日空がマレーシアの大手LCCと共同設立したLCC「エアアジア・ジャパン」の本社は、日本の空の玄関、成田空港近郊の駅ビル2階にある。オフィスにはリサイクル業者から購入した不ぞろいの椅子と机が並び、コピー機には白黒での印刷をうながす注意書きがはられていた。同社の小田切義憲取締役は「費用はすべて削る。事務所も本来は成田空港内に構えたいが、家賃が高かった」と話す。今の家賃は成田空港内に開設するのに比べ4分の1だ。

 LCCのビジネスモデルは、最新の航空機購入など安全に関するものを除くコストを極限まで節約することだ。ピーチも「机や椅子など備品はもらい物か、アウトレットで購入した」(井上慎一CEO)。日本航空とオーストラリアのLCCなどが共同出資で設立したジェットスター・ジャパンも、「航空機への乗降時に前後のドアを使用して効率化する」(鈴木みゆき社長)など、世界一高い物価の日本での低運賃実現に各社が四苦八苦する。

 ◆3~7割安

 一方で、乗客サービスの簡素化も徹底し、機内での飲食は運賃とは別料金にしたり、搭乗予約の受け付けはインターネット経由以外は有料にしたりする。手荷物も一部有料となる。座席数を増やしたため、座席間の幅は従来機より狭い。

 乗客にとっては不便となるが、大手航空会社に比べ3~7割程度安い運賃は、やはり魅力だ。ジェットスター・ジャパンは、同じ日時、ルートで同社より安い他社運賃を申し出た場合、その運賃から10%割り引くサービスを導入する。

 空の価格破壊はどこまで進むのか。ピーチは福岡-関西線の運賃を3780~1万1780円と、同区間の長距離バス並みに設定。他社の価格は未定だが、ジェットスター・ジャパンの鈴木社長は「価格では決して負けない」と、早くも消耗戦を覚悟する。

 各社は飛行機の搭乗経験の少ない帰省利用や観光客の新規需要を掘り起こすもくろみだが、大手航空会社の手厚いサービスに慣れた日本人にとって、無料で当たり前だったサービスが“有料”というLCCが、「安かろう、悪かろう」と見透かされる懸念もある。

 「安いだけでは飽きられてしまう」。エアアジア・ジャパンの岩片和行CEOはそう語り、安さの追求だけではない、次の一手も模索する考えだ。(鈴木正行)

//headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120226-00000061-san-bus_all
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