2020年4月下旬より一般募集が開始されたVisa LINE Payカード。
私は先行予約で申し込みして現在Visa LINE Payカードをメインカードとして利用しています。
Visa LINE Payカードの最大の特長は2021年4月末まで還元率3%と他社一般カードにはない強烈な特典がついていることです。
そんなお得なVisa LINE Payカードのメリット・デメリット・お得な使い方について徹底解説していきます。
Table of Contents
Visa LINE Payカードスペック
申込み対象 | 高校生を除く満18歳以上の方 |
年会費 | 1,375円(税込) 初年度無料 年に1回の利用で翌年度無料 |
家族カード年会費 | 1人目無料 2人目以降440円(税込) |
国際ブランド | Visa |
追加カード・電子マネー | Apple Pay / Google Pay ETC / 家族カード |
ポイントサービス | LINEポイント 初年度3%還元、翌年度以降1%還元 |
付帯機能 | Visaタッチ決済 |
お支払日 | 末日締め翌月26日支払い |
Visa LINE Payカードは無料通話アプリでお馴染みのLINEの公式クレジットカードです。
初年度のみ年会費は無条件で無料ですが、年に1回利用すれば無料になりますのでメインカードとして使っていれば年会費の心配はいりませんね。
Visa LINE Payカードのポイント制度
Visa LINE PayカードでたまるポイントはLINEポイントです。
LINEポイントは1ポイント=1円の価値があり、LINE内のサービスで利用することができます。
LINEスタンプの購入やLINEモバイルの月額利用料金に充当することもできます。
Visa LINE Payカード利用で初年度は3%分のLINEポイントが貯まります。
LINEポイントの貯まり方は決済ごとになりますので、例えば1回1,000円と1,550円の決済があるなら、それぞれ30ポイントと46ポイントが付与される形です。
初年度は3%還元となっていますが実際には2021年4月30日利用分までが3%還元ですので、3%還元の期間を長くしたいなら早めに申し込むのがおすすめです。
2021年5月1日以降は1%還元となります。
Visa LINE Payカードはショッピング利用でポイントが付与されますが、一部ポイント付与対象外があります。
ポイント還元対象外のもの
- 電子マネー/プリペイドカード/Walletサービス等へのチャージ
(WAON,Edy,Suica,PASMO,Kyash等) - 金融商品の購入(投資信託、証券等)
- 税金/保険において、1回あたりの支払につき5万円を超える分
- 国民年金保険料
- 寄付
- 年会費(クレジットカード年会費、ETC年会費等)
- 手数料(リボ払い・分割払い手数料等)
- キャッシング
- その他、当カードの利用において指定するポイント対象外の商品/サービス
この中で気になるのが電子マネー・プリペイド・Walletサービス等のチャージですね。
ポイ活や陸マイラーなど普段カードをよく利用する方にとって電子マネーやプリペイドにチャージしてポイントが付与されるカードというのは大変貴重なのですが、Visa LINE Payカードではこれらの利用ではLINEポイントが付きません。
WAON、Edy, Suica, PASMO, Kyash等となっているので、ここに記載がないものでも電子マネー・プリペイド・Walletサービスに当てはまるものは基本的にポイントは付かないと思っていいでしょう。
また国民年金保険料もポイント対象外です。
国民健康保険料は公式にクレジットカードでの支払いが可能ですが、Visa LINE Payカードを決済に利用してもポイントは付かないので現金払いと同じになってしまいます。
あと、税金・保険において1回の支払いで5万円を超える分というのは、5万円以内であれば3%還元ですが、5万円を超えるともらえるポイントの上限は1,500ポイントということです。
5万円までは3%還元されるけど、それ以上は還元なしになります。
もし5万円以上の税金の支払いがあり、税金がLINE Payでの支払いに対応しているならLINE Payのチャージ&ペイでの支払いがおすすめです。
次にご紹介するチャージ&ペイの請求書払いで税金の支払いが可能です。
チャージ&ペイの還元率はLINEポイントクラブのランクで1%~3%還元される
チャージ&ペイは2020年5月1日から開始されたLINE Payの新しいサービスです。
LINE PayはLINE Pay残高、LINEポイントでの支払いができますが、チャージ&ペイはVisa LINE PayカードでチャージせずLINE Pay決済するサービスのことです。
LINE PayはこれまでLINE Pay残高にチャージしてショッピングに利用するというのが決まりでした。
チャージも銀行やコンビニからと限定されていました。
しかしチャージ&ペイではVisa LINE PayカードをLINE Payに登録すると事前にチャージが必要なく、Visa LINE Payカードで決済することができます。
LINE Payには、コード支払い・オンライン支払い・請求書払いの3つの支払い方法ができます。
コード支払い
コード支払いは主にLINE Payを導入している店舗での支払い方法で、自分でLINE PAYのQRコードを表示して店のバーコードリーダーで読み取って支払う方法です。
オンライン支払い
LINE Payが導入されているオンラインショッピングでお買い物の際に決済方法でLINE Payを選択すると、LINEアプリのLINE Payに移動して決済する方法です。
請求書払い
請求書払いはLINE Payに対応した税金や公共料金の請求書のバーコードを自分で読み取って支払う方法です。
自治体にもよりますが、自動車税や固定資産税、国民健康保険税、個人事業税などが請求書払いで利用できます。
LINE Payのチャージ&ペイでこれらの税金が支払えるということは、間接的にVisa LINE Payカードで税金のクレジットカード払いができるということです。
LINE Payのチャージ&ペイでは、LINE残高・ポイントでの支払いもできますが、Visa LINE Payカードと併用しての支払いはできません。
請求書払いで手数料がかかる場合もありますが、私の住んでいる沖縄県の自動車税では手数料は無料でした。
手数料がかかる場合には支払う前のタイミングで手数料の表示がありますのでご確認ください。
3つの支払い方法のチャージ&ペイでは、Visa LINE Payカードでの支払いができますが、Visa LINE Payカードのショッピング利用でのポイントは対象外です。
しかし、Visa LINE Payカードを使ったチャージ&ペイ支払い時はLINEポイントクラブの会員ランクによって1%~3%のポイントが付与されます。
LINE Payのチャージ&ペイで自動車税を納付【還元されるポイントは何%?】LINEポイントクラブのマイランクとは?
LINEポイントクラブには「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」と4つの会員ランクがあり、会員ランクを「マイランク」と呼びます。
マイランク | 条件 |
レギュラー | 過去6ヶ月間の獲得ポイント0~99ポイント |
シルバー | 過去6ヶ月間の獲得ポイント100~499ポイント |
ゴールド | 過去6ヶ月間の獲得ポイント500~4,999ポイント |
プラチナ | 過去6ヶ月間の獲得ポイント5,000ポイント+Visa LINE Payカード登録 |
マイランクの最上位であるプラチナになるとチャージ&ペイ支払いでも3%還元が受けられます。
プラチナになるための条件は半年で5,000ポイント獲得かつVisa LINE Payカードを発行してLINE Payに登録する事です。
仮に5,000ポイント獲得していてもVisa LINE Payカードを発行していない場合にはゴールドランクとなります。
半年で5,000ポイント獲得するには、1か月あたり1,670ポイント必要です。
Visa LINE Payカード利用で3%還元されるので1か月3万円を毎月利用していけば半年で5,000ポイント以上貯められます。
またポイントサイト等で貯めたポイントをLINEポイントに交換しても条件をクリアすることができます。
もし税金の支払いなど高額な支払いがある時にはマイランクをプラチナに上げてから支払うのがおすすめです。
前月の時点で5,000ポイント獲得+Visa LINE Payカード登録していれば翌月1日の10時からマイランクがプラチナに変わりますので、プラチナに変わったのを確認してからチャージ&ペイを利用してください。
LINEポイントクラブのマイランク特典がお得
マイランクに応じて毎月LINEの各種サービスで利用できる特典が付与されます。
特典クーポン
特典クーポンとはLINE Pay支払い時に利用できるクーポンです。
コンビニやドラッグストア、電気屋等で使えるクーポンの中から会員ランクに応じて1枚~10枚を選んで利用することができます。
LINE Payクーポンを利用する時にはLINE Payでの支払いが必須です。
LINE Payでの支払い時にはチャージ&ペイでVisa LINE Payカードを紐づけていればVisa LINE Payカードで間接的に決済できます。
Visa LINE Payカードのショッピングポイントは対象外ですが、マイランクがプラチナであれば3%還元されますので、還元率はVisa LINE Payカードと同等になります。
しかもクーポンで割引も受けられますから、LINE Payが使えるお店+割引クーポンがある場合にはチャージ&ペイがおすすめです。
エディオンやケーズ、ジョーシン、ビックカメラ、ヤマダ電機などは5%OFFのクーポンがあります。
高額な家電を買う場合には5%引きは大きいですから、直接Visa LINE Payカードで決済するのではなくチャージ&ペイでの決済がお勧めです。
チャージ&ペイ利用時のポイント還元
チャージ&ペイとは、Visa LINE Payカードを使ってLINE Payで支払う方法です。
チャージ&ペイではプラチナだと3%、ゴールドは2%、シルバーは1.5%、レギュラーは1%の還元です。
マイランクがプラチナだと、チャージ&ペイで支払うのと直接Visa LINE Payカードで支払うのとでポイント還元率が同じです。
しかしLINE Payのクーポンが利用できる場合にはチャージ&ペイでの支払いがお得になります。
ゴールド会員以下の場合には、クーポンによる割引額と還元されるポイント数でどちらがお得になるか比較して支払い方法を決めるといいでしょう。
LINE PayではLINE Pay残高払い、ポイント払いを選んで支払うこともできますが、その場合はマイランクによるポイント特典対象外です。
あくまでもチャージ&ペイ利用時はマイランクに応じて最大3%還元されるのでそこは間違わないようにしてください。
LINEスタンププレミアム利用料金のポイント還元
LINEスタンププレミアムは対象のLINEスタンプが使い放題のサービスです。
月間240円、年間2,400円、学割なら月間120円の有料ですが、LINEポイントクラブのマイランクによってポイント還元があります。
プラチナは100%、ゴールドは20%、シルバーは5%の還元率です。
例えばマイランクがプラチナで月額240円のコースに登録していれば、毎月240LINEポイントが還元されます。
年間プランですと2,400ポイントの還元が受けられます。
還元されたポイントもマイランクのLINEポイントの獲得条件の対象になるので、プラチナになって実質無料でLINEスタンププレミアムを利用するのがいいですね。
私はLINEポイントクラブがスタートする前からLINEスタンププレミアムに登録していたので、プラチナで100%還元されることからLINEスタンププレミアムが実質タダで使えるようになりました。
まだLINEスタンププレミアムを利用したことがない方でもマイランクがプラチナなら実質無料ですから、LINEスタンププレミアムに登録してスタンプ使い放題を楽しむといいでしょう。
LINE MUSICプレミアム利用料金のポイント還元
LINE MUSICプレミアムはLINEの音楽聞き放題サービスです。
利用料金は月額980円、年間9,600円、学生ですと月額480円です。
また最大6人まで使えるファミリープランもあり、月額1,480円、年間14,000円です。
マイランクによってLINE MUSICプレミアム利用料金のポイント還元が受けられます。
プラチナは15%、ゴールドは10%、シルバーは5%のLINEポイントが貯まります。
マイランクがプラチナで月額980円のプランに加入している場合、毎月196ポイント還元されるので、実質784円でLINE MUSICプレミアムを楽しめます。
LINEマンガ購入金額のマンガコイン還元
LINEマンガは電子書籍が購入できるサービスです。
LINEマンガの有料電子書籍を購入すると、マイランク特典でマンガコインが還元されます。
マイランクがプラチナなら20%、ゴールドは10%、シルバーは5%分のマンガコインが還元されます。
還元されるのがLINEポイントではなくマンガコインです。
マンガコインはLINEマンガ利用時のみ利用できるポイントです。
LINEデリマ注文金額のポイント還元
LINEデリマはLINEで出前・宅配を簡単に注文できるサービスです。
LINEデリマで注文した金額に応じてLINEポイントが還元されます。
マイランクがプラチナなら20%、ゴールドなら10%、シルバーなら5%の還元です。
コロナの影響で外出自粛が続いている影響でデリバリーサービスの需要が多くなっています。
LINEデリマでは割引クーポンやLINEポイントがもらえるキャンペーンがよくあるので、これらを利用してお得にデリバリーでき、なおかつマイランク特典でお得にLINEポイントも貯まって一石二鳥です。
Visa LINE Payカード申込みからLINE Payに登録までの流れ
カードの申込み
Visa LINE Payカードは三井住友カードのホームページから申し込みします。
三井住友カードのホームページはこちら
名前や生年月日等必要事項を入力していきます。
申込みが終わると、オンライン口座振替の画面に移ります。
オンライン口座振替の手続きをするとあとはカードが到着するのみです。
オンライン口座振替をしない場合は口座振替依頼書が郵送での手続きになります。
カードの発行もオンライン口座振替をされた場合と比べると時間がかかるようです。
また楽天銀行は郵送での口座振替手続きになりますが、一旦ゆうちょ銀行やみずほ銀行などオンライン口座振替に対応している銀行で手続きしておいて、後日楽天銀行に変更する方がカードの発行は早くなりますよ。
私の場合、先行申込みでカードを発行したのですが、カード申込みから1週間後に可決のメールがきて、さらにそこから1週間後にカードが到着しました。
カードが到着しましたら、三井住友カードの会員サイト「Vpass」の登録を済ませましょう。
Vpassの登録をしないと、Visa LINE PayカードをLINE Payに登録できません。
Visa LINE PayカードをLINE Payと紐づけする
Visa LINE Payカードがお手元に届きましたら、LINE PayにVisa LINE Payカードを登録します。
①LINEアプリの【ウォレット】タブを開きます。
②LINE Payの残高部分をタップします。
③下の画像の【カードのお申し込み・登録】をタップします。
④【クレジットカードを登録】をタップします。
⑤カード情報の入力画面が表示されます。
カードスキャンをするとカメラが起動するのでカード番号の面をスキャンすると番号等が自動で入力されて便利です。
入力したら【カード登録】をタップします。
⑥ 【このカードをコード支払い用のカードに設定できます。設定しますか?】で【はい】を選べば、チャージ&ペイ利用時のカードとして利用できます。
この後3Dセキュアの画面になるので、Vpassのパスワードを入力すれば完了です。
チャージ&ペイでVisa LINE Payカードで決済ができます。
まとめ
Visa LINE PayカードとLINEポイントクラブについて解説してきました。
Visa LINE Payカードは初年度のみ3%還元で翌年度以降は1%になる予定ですが、LINE Payのチャージ&ペイ利用時にはマイランクがプラチナであれば3%還元を受けられます。
LINE Payを導入している店舗やLINE Pay払いに対応した税金の支払いにはチャージ&ペイがおすすめです。
2年目以降Visa LINE Payカード還元率が下がってもプラチナならチャージ&ペイの利用で常時3%還元は維持できるので、ずっと持っていても損はないカードです。
LINEポイントは1ポイント=1円でLINE Pay支払いに利用できますし、LINE証券の口座を持っているならLINE Payに移動して現金振り込みすることも可能です。(176円の手数料あり)
LINEポイントをLINE Payで消費するのもいいですが、ポイント払いにはポイント還元は一切ありません。
ポイントが大量にあるなら現金化してチャージ&ペイ利用でポイントを還元がある方がお得な場合があります。
これについては後日別記事で解説します。
LINEポイントが初年度3%貯まるVisa LINE Payカードは今年最も人気のカードとなりそうです。