2018年1月9日、ANAマイラー界に激震が走りました。
ドットマネー・ネットマイル・PeX・Gポイントからメトロポイントへの交換が2018年3月31日をもって終了するとのアナウンスが発表されたのです。
これまで陸マイラーが最も恐れていたソラチカルートの改悪されることになりました。
改悪内容の詳細と今後の陸マイラーの対策についてまとめてみました。
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メトロポイントへの交換終了の改悪
メトロポイントの公式サイトにて発表された内容を一部引用します。
平素はTo Me CARDをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
この度「Gポイント」との提携サービスは、2018年3月31日をもちまして終了させていただくこととなりました。
つきましては、サービス終了日以降は、「ドットマネー」から「メトロポイント」へのポイント交換サービスはご利用いただけません。
長らくご愛顧を賜りましたお客様には、サービスの終了によりご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申しあげます。
これまでご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。
こちらはドットマネーとメトロポイントとの提携サービス終了のお知らせですが、この他にもGポイントとネットマイル・PeXとの提携サービス終了も同じ内容で発表されています。
陸マイラーにとって最も大きな改悪だったのがドットマネーとメトロポイントの交換終了のお知らせではないでしょうか?
ドットマネーはハピタスやモッピー、ちょびリッチなど大手ポイントサイトのポイントを等価交換できるポイント中継サイトです。
私自身ハピタスで貯めたポイントを毎月3万ポイントドットマネーに交換して、ソラチカルートを使ってANAマイルに交換していましたから相当のダメージを受けそうです。
ただソラチカルート改悪と言っても、メトロポイントからANAマイルへの交換レートが下がったわけではなく、実際にはソラチカルートが封鎖されたことが改悪につながっているわけです。
なので、ポイントサイト⇒ドットマネー⇒メトロポイント⇒ANAマイルのルートは2018年4月以降使えなくなりますが、まだ現時点では別のルートが使えます。
LINEポイントルートで交換率81%が可能
ドットマネー・PeX・ネットマイル・Gポイントからメトロポイントの交換が終了した後に最も効率よくポイントサイトのポイントを交換できるのはLINEポイントルートになるでしょう。
LINEポイントに交換できるポイントサイトは、ポイントタウンとモッピーです。
ポイントタウンとモッピーで貯めたポイントをLINEポイント経由でソラチカルートを使うことが可能となります。
ポイントタウン⇒LINEポイント⇒メトロポイント⇒ANAマイル
モッピー⇒LINEポイント⇒メトロポイント⇒ANAマイル
ポイントタウンのLINEポイントルート
ポイントタウンのポイントは200ポイントが1円相当で、LINEポイントには等価交換できます。
ポイントタウンからLINEポイントへの最低交換ポイント数は2,000ポイント(100円相当)です。
ポイントタウンで貯めたポイントをLINEポイント経由でメトロポイントへ交換してANAマイル化する場合、
2,000ポイント⇒200LINEポイント⇒180メトロポイント⇒162ANAマイル
LINEポイントからメトロポイントへの交換レートは10:9で、メトロポイントからANAマイルも同じく10:9です。
ポイントタウンのポイントはLINEポイントルートを使えば81%でANAマイルに交換できます。
仮にポイントタウンで1万円相当のポイント(20万ポイント)をLINEポイントルートを使ってANAマイルにすると、8,100マイルに交換できます。
これまでのソラチカルートであれば9,000マイルで交換できていたものが少し目減りしますが、それでもまだ高レートで交換できます。
2018年4月以降はこのLINEポイントルートが新たなソラチカルートとして脚光を集めそうです。
モッピーのLINEポイントルート
モッピーポイントは1ポイント=1円相当です。
モッピーからLINEポイントへの最低交換ポイント数は330ポイントです。
330ポイント⇒300LINEポイント
550ポイント⇒500LINEポイント
1,100ポイント⇒1,000LINEポイント
2,200ポイント⇒2,000LINEポイント
3,300ポイント⇒3,000LINEポイント
4,400ポイント⇒4,000LINEポイント
5,500ポイント⇒5,000LINEポイント
モッピーポイントからLINEポイントへの交換は、10%の交換手数料が必要です。
仮に5,000LINEポイントに交換した場合には、5,500モッピーポイントが必要になります。
5,500モッピーポイント⇒5,000LINEポイント⇒4,500メトロポイント⇒4,050ANAマイル
5,500円相当のポイントが4,050ANAマイルに交換できるので、ANAマイル交換率は73.6%です。
ポイントタウンからのLINEポイントルートよりは交換レートは下がりますが、モッピーは非常にポイントをためやすく多くの陸マイラーに支持されているポイントサイトなので、モッピー経由でのLINEポイントルートも使う価値はありますね。
ただ、モッピーからのLINEポイントへの交換は次にご紹介するPeX経由の方が交換率が81%と高いのでお勧めです。
LINEポイントに直接交換できないハピタス・ちょびリッチはPeX経由でLINEポイントへ交換可能
陸マイラーに絶大な人気を誇るポイントサイト「ハピタス」や「ちょびリッチ」は直接LINEポイントに交換することはできませんが、ANA VISAカードや三井住友カードをお持ちの方であれば複数のポイント中継を利用すればLINEポイントに交換することができ、LINEポイントルートを使うことができます。
ハピタスorちょびリッチ⇒PeX⇒ANA VISA⇒Gポイント⇒LINEポイント
ハピタス3万ポイントをLINEポイントに交換すると28,500ポイントになります。
GポイントからLINEポイントへの交換時に5%の手数料が発生しますが、ポイント交換申請の前月1日~4か月後の末日までにGポイントの対象広告を1度でも利用すれば手数料分が後日戻ってきますので、実質等価交換となります。
手数料分のポイントが戻ってくるタイミングは下記の通りです。
- ポイント交換完了時に対象サービスでのポイント獲得が確認できた場合→ポイント交換完了後1日以内
- ポイント交換完了後に対象サービスでのポイント獲得が確認できた場合→対象サービスでのポイント獲得後2~3日以内
ちょびリッチのポイントは2ポイント⇒1円相当です。
3万円分のポイント(6万ポイント)をLINEポイントに交換すると28,500ポイントになります。
ちょびリッチからLINEポイントへの交換ルートは、ハピタスと全く同じです。
ちょびリッチ⇒PeX⇒ANA VISA⇒Gポイント⇒LINEポイント
LINEポイントからANAマイルへは前述したので省略しますが、ハピタス・ちょびリッチで貯めたポイントもANAマイル還元率は81%となります。
先ほどご紹介したモッピーからLINEポイントへの交換ですが、直接LINEポイントに交換すると10%の手数料が発生しますが、PeX経由で交換した方が交換率は81%となりお得です。
(モッピーからPeXへの交換は手数料無料で等価交換できるため)
ソラチカルート改悪まとめ
新年早々陸マイラー界に衝撃的なニュースが入ってきましたが、それでもまだ改悪まで2か月半以上はあります。
そのうちにメトロポイントへ交換できるポイントはまとめて交換しておくという対策が可能です。
ただ、メトロポイントは有効期限がありますので多くのポイントを保有している方は有効期限に注意する必要があります。
4月以降はドットマネー・Gポイント・PeX・ネットマイルからメトロポイントへの交換はできませんが、LINEポイントを経由して81%の交換率で交換することが可能です。
ソラチカカードが誕生したのは2012年3月ですが、ソラチカルートが誕生する以前は100円相当のポイントを50マイルに交換できる(交換率50%)のが当たり前の時代でした。
それを考えれば81%の交換率とはまだまだ十分お得だといえます。
しかしLINEポイントからメトロポイントへの交換が今後も継続されるかはわかりませんし、今回のソラチカルート閉鎖でLINEポイントルートを利用する方が急増するのは必須ですのでLINEポイントルートの閉鎖も時間の問題かと思われます。
今年最初のブログで「今年の目標獲得マイルは75万マイル」と掲げたのですが、ソラチカルート閉鎖ですでにその目標達成も危うい状況です。
今年の12月にソラチカルートがどうなっているのかが今最も気になります。
LINEポイントルートは4月以降も封鎖されずに残っていることを願うばかりです。