マイルカード一番得するのはどれについて
私は家族でマイルをためて合算して利用していますが、2018年の1年間だけで72万マイル以上貯めました。
72万マイルのうち飛行機に搭乗して貯まる「フライトマイル」は1万マイルもありません。
貯めたマイルは特典航空券に交換して家族旅行したり、両親にプレゼントしたりして消費しています。
年間数十万マイル貯めますが、その分使うマイルも多いです。
2019年3月現在のマイル残高がこちらです。
ANAマイレージ口座の残高が411,851マイルで、ファミリーマイル残高は961,170マイルあります。
実際のマイル口座の画像ですから、本当に私がマイルを貯めていることはお分かりいただけたと思います。
ではどのようにしてこれだけのマイルを貯めたのか紹介します。
Table of Contents
マイルカード一番得するのはどれ
2019年ANAマイルを貯める最強カードはANA VISAワイドゴールドカードです。
ANA VISAワイドゴールドカードは、三井住友カードが発行するANAカードの1枚です。
ただ普通に使うだけでは還元率は1%と平凡なカードなのですが、ある工夫をするだけでANA還元率は最大1.72%まで上げることが可能です。
その工夫をご紹介する前に、簡単にANA VISAワイドゴールドカードのスペックをご紹介します。
ANA VISAワイドゴールドカード詳細
年会費
本会員は15,120円(税込)
家族カードは4,320円(税込)
マイ・ペイすリボとWEB明細書サービスの登録で10,260円・家族カードは2,700円に割引
※後述します
ボーナスマイル
入会時・継続時 2,000マイル
搭乗時 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%
マイル移行手数料
無料
マイル換算率
1,000円=1ポイント=10マイル
(ポイントの有効期限は3年)
ボーナスポイントは1ポイント=3マイル
(他社ポイントルート利用で1ポイント=4.5マイル ※後述します)
その他の特典
ANA VISAワイドゴールドカードの還元率を上げる方法①マイ・ペイすリボ
ANA VISAワイドゴールドカードは、普通にカードを使うだけでは還元率1%とANA一般カードと変わりありません。
しかしマイ・ペイすリボに設定して、支払方法をちょっと工夫するだけで1.72%まで還元率を引き上げることができます。
マイ・ペイすリボとは、三井住友カードのリボ払いのサービス名です。
マイ・ペイすリボに設定すると、お店で「一括払いで」と言った支払いでもリボ払いになります。
マイ・ペイすリボに設定すると、通常獲得できるポイントとは別に通常ポイントと同数のボーナスポイントが獲得できます。
例えば1万円のお買い物をした場合、
10,000円=10ポイント(通常ポイント)=100マイル
10,000円=10ポイント(ボーナスポイント)=30マイル
この場合、1万円のお買い物で130マイル獲得できます。
これで還元率は1.3%ですね。
しかしボーナスポイントは別ルートを経由することで1ポイント=4.05マイルにできますから、この時点で1.405%まで上昇します。
またマイ・ペイすリボに設定することで、ANA VISAワイドゴールドカードの年会費が割引になる特典もついています。
通常ANA VISAワイドゴールドカードの年会費は15,120円ですが、マイ・ペイすリボに設定すると11,340円に割引されます。
また同時にWEB明細利用サービスに登録して年6回以上請求があれば1,080円割引され、10,260円まで引き下げられます。
マイ・ペイすリボに設定するとボーナスポイントが獲得できて、カードの年会費も割引されいいこと尽くめですが、唯一のデメリットはリボ手数料がかかる点です。
マイ・ペイすリボはリボ払いになるため、リボ手数料がかかります。
リボ手数料は年利15%なので、仮にリボの残高が10,000円あれば125円かかる計算になります。
意外に高いですよね。
でもマイ・ペイすリボには裏技があって、リボ手数料を数十円に抑えてボーナスポイントはちゃっかり2倍もらうことができるんです。
リボ手数料を少額に抑えてボーナスポイントを獲得する方法
ではここからマイ・ペイすリボの手数料を少額の抑える具体的な方法についてご紹介します。
まずマイ・ペイすリボに設定していない方は、三井住友カードの会員サービス「Vpass」よりマイ・ペイすリボに登録しましょう。
ログイン後のトップページ上に「リボ払い&キャッシング(赤枠参照)」タブにカーソルを合わせると、画面が展開しますのでそこから「マイ・ペイすリボ(青枠)」をクリックします。
次の画面にて「お申し込みはこちら」をクリックして、マイ・ペイすリボにご登録ください。
マイ・ペイすリボの設定が完了しましたら、月々の支払いの設定をします。
マイ・ペイすリボのお支払いコース変更はこちら(要ログイン)
お支払いコースのご変更の項目に最低支払金額である1万円を設定して、「確認する」をクリックします。
「申し込む」をクリックすれば、1万円でのマイ・ペイすリボの設定完了です。
これで設定は完了です。
マイ・ペイすリボの毎月支払額を1万円に設定すると、仮に10万円の支払いがあった月でも1万円だけの支払いになり残り9万円は次回の支払いに回されます。
この9万円に対してリボ手数料がかかることになるので、そのままにしておくと高額なリボ手数料を取られてしまいます。
そこで、毎月支払額の臨時増額をしてリボ残高を最小にします。
ANA VISAワイドゴールドカードの次回支払額が確定すると、毎月25日頃にメールで「お支払金額のお知らせ」が届きます。
Vpassにログイン後「リボ払い&キャッシング」タブにカーソルを合わせて、「お支払金額変更」をクリックします。
「増額を申し込む」をクリックします。
「次回お支払い金額(最低お支払い金額)にご希望の金額を増額する。」を選択して、「次へ進む」をクリックします。
「一部追加して支払う。」を指定して、「ご希望の追加お支払い金額」に追加分を入力します。
ご希望の追加お支払い金額は、千円単位で指定できます。
ここで2点リボ残高の注意点があります。
最初にマイ・ペイすリボに登録してから初めて追加支払いする場合には、リボ残高が500円以上になるようにします。
最初の1回だけはこの残高にしないとリボ手数料が発生しないからです。
これにはマイ・ペイすリボの仕組みが関係しているのですが、具体的に説明すると話が難しくなるので500円以上にするとだけ覚えておいてください。
2回目以降の追加お支払いは、残金が110円以上あればOKです。
例えば追加お支払い可能額が12万3200円であれば、初回の設定の場合には12万2千円にします。
(※2回目以降であれば12万3千円にします。)
そうすると残高が1,200円あり、それに対してリボ手数料が発生します。
1,200円に対するリボ手数料は約15円です。
これで手数料を数十円に抑えることができます。
たったこれだけで毎月通常ポイントと同数のボーナスポイントが獲得できます。
毎月やることといえば、支払額確定メール到着後の支払い増加申請だけです。
時間にすると2分あれば十分できる作業ですね。
あとは普通にカードを利用すればいいのでさほど面倒と感じることはないと思います。
ただこの月1回の作業を忘れてしまうと高額なリボ手数料が発生しますので、リマインダーを設定するなどして毎月確実にするようにしましょう。
【注意】カードのお支払い口座に指定した金融機関によって臨時増額が間に合わない
追加支払いの申し込み期限はカード支払い口座に指定した金融機関によって異なります。
ここで注意していただきたいのが、この欄に掲載されていない「上記以外」にあてはまる金融機関の方です。
毎月10日お支払いの場合、前月20日までが追加支払い可能となります。
確定日が25日頃なので、確定日前に追加支払いの申込期限が来てしまいます。
そうなると追加申込みができなくてリボに設定した1万円以外に対してリボ手数料がかかることになります。
それを避けるために記以外の金融機関に指定されている方は今すぐ上記に掲載されている金融機関に登録変更してください。
ANA VISAワイドゴールドカードの還元率を上げる方法②ボーナスポイント
三井住友カードには年間カード利用額に応じてボーナスポイントがもらえる特典があります。
具体的には、前年度(2月~翌年1月)のカード利用額で「V1」「V2」「V3」と3つのステージに分けられ、ステージと今年度お支払いの金額に応じてボーナスポイントが付与されます。
カード利用額が300万円以上で最高のV3ステージになります。
この場合、今年度のカード利用額50万円で300ポイント、それ以降は10万円ごとに60ポイントのボーナスポイントが付与されます。
例えば、2018年2月~2019年1月までのお買い物累計額が300万円であれば、今年度(2018年2月~2019年1月)のカード利用額が100万円あったとすれば、600ボーナスポイントが獲得できます。
前年度のお買い物累計額はステージを設定するための基準となるだけで、前年度のお買い物金額に対してのボーナスポイントではないのが注意点です。
このボーナスポイントの制度は、ゴールドカードとプラチナカードが優遇されており、一般カードの場合ですと獲得できるボーナスポイントが半減されます。
ここでボーナスポイントの交換についておさらいしておきます。
カード利用額に応じて獲得できるボーナスポイントやマイ・ペイすリボの設定で獲得できるボーナスポイントは、1ポイント=3マイルで交換できます。
ボーナスポイントはポイントサイトの「Gポイント」を経由してANAマイルに交換する方が還元率が高くなります。
Gポイントは他社で貯めたポイントをGポイントに交換することで、他社ポイントへの交換ができるポイントの中継サイトと言えばわかりやすいと思います。
Gポイントは1ポイント=1円相当です。
移行レート
ワールドプレゼント1ポイント=5Gポイント
ポイント移行単位
200ポイント以上100ポイント単位
ポイント反映
即日付与
JCBが発行するANAカードの1枚である「ソラチカカード」を持っている方なら、Gポイント経由でANAマイルに交換する方が直接ANAマイルに交換するよりお得になります。
200ポイント 1,000Gポイント 900LINEポイント 900メトロポイント 810ANAマイル
つまり直接ボーナスポイントをANAマイルへ交換するよりもGポイントを経由して交換する方が1.05マイルもお得なんです。
これによりANA VISAワイドゴールドカードの最大還元率が1.72%になります。
カード利用分 3,000ポイント(通常ポイント)
マイ・ペイすリボ分 3,000ポイント(ボーナスポイント)
V3ボーナスポイント 1,800ポイント(ボーナスポイント)
獲得できるANAマイルの合計は
30,000マイル+19,440マイル(Gポイント経由)=49,440マイル
ANAマイル還元率を計算すると
49,440マイル÷3,000,000円×100=1.648%≒1.64%
それ以下ですと獲得できるボーナスポイントが減りますので還元率も少し下がります。
カード利用分 1,000ポイント(通常ポイント)
マイ・ペイすリボ分 1,000ポイント(ボーナスポイント)
V3ボーナスポイント 300ポイント(ボーナスポイント)
獲得できるANAマイルの合計は
10,000マイル+5,265マイル(Gポイント経由)=15,265マイル
ANAマイル還元率を計算すると
15,265マイル÷1,000,000円×100=1.5265%≒1.52
またGポイントを経由しないで直接ボーナスポイントをANAマイルに交換した場合ですと、先ほどの年間300万円の利用の場合獲得できるマイルは44,400マイルとなり、還元率は1.48%になります。
利用額が100万円の場合の還元率は1.39%です。
マイルカード一番得するのはどれのまとめ
ANA VISAワイドゴールドカードは最大還元率1.648%にできるANAマイルが最も多くたまる最強カードです。
これまで最強カードとしてご紹介してきたエクストリームカードは1.35%でしたからそれをも上回ります。
※エクストリームカードはサービスを終了しました。
ただANA VISAワイドゴールドカードの年会費が10,260円かかるのがネックになる方もいらっしゃると思います。
ANA VISAワイドゴールドカードはマイル移行手数料が無料です。
一般カードの場合、年間6,480円のマイル移行手数料が発生しますので一般カードとの差額は2,673円です。
この差額でANAマイル還元率を0.14%あげることができ、さらにボーナスマイルも毎年1,000マイル多く獲得できるなら、十分ペイできる金額ではないでしょうか?
ゴールドカードなら持っているだけで空港ラウンジが利用可能ですから、そういうゴールドカードの特典を活用するならANA VISAワイドゴールドカードの方がお得度が高いといえます。
我が家の去年のクレジットカード利用額は600万円超でした。
なので年間カード利用額300万円のハードルは案外低いと思います。
ANAワイドゴールドカードを作るなら、メインカードとして使い確実に300万円を狙っていきましょう。
もし300万円に到達できなくてもボーナスマイルは半分もらえますので、それでもANAマイル還元率は1.52%です。(Gポイント経由利用の場合)
どのANAカードよりもマイル還元率が高いので2019年ANAマイルを貯めるカードとして最もおすすめします。
ショッピングでマイルを貯めるよりも数十倍効率がいい方法がある
現在のANA陸マイラーはクレジットカードでマイルを貯めるよりも数十倍効率よくマイルを貯める方法を実践しています。
その方法とは、ポイントサイトを活用する方法です。
先ほどご紹介したボーナスポイントをGポイント経由でANAマイルに交換するには、JCBが発行するANAカードの「ソラチカカード」が必要です。
ソラチカカードを持っていれば、ポイントサイトでたまる10円相当のポイントが8.1マイルに交換できるんです。
ショッピングでマイルを貯めるのと併用してポイントサイトをうまく活用すれば年間数十万マイル貯めるのは全然不可能ではないですよ!!
私自身2018年だけでANA72万マイル積算されました。
マイルに交換はしていないけど、交換できるポイントを合わせれば100万マイル以上のポイントがありますよ。
では実際にどのようにしたらこれだけのマイルを貯められるのかを解説していますので、こちらを参考にしてみてください。
ハピタス完全攻略【1年間でANA20万マイル以上貯める方法】
2019年こそマイルをためて旅行したいという方は早めに行動することをお勧めします。