小さなお子さんがいる家庭の皆さん、はま寿司やココス、ジョリーパスタ、すき家などよく行かれますか?
これらの飲食店を運営するゼンショーホールディングスでは、運営する飲食店で使える優待券が株主優待でもらえます。
我が家は2年前に株主優待デビューをして以来、3月と9月にはゼンショーホールディングスの株主優待をクロス取引でゲットしています。
クロス取引なのでわずかな手数料で株主優待をゲットすることができるんです。
2018年9月にゼンショーホールディングスのクロス取引をしたときには実質1,346円で6,000円分の優待券をゲットしました。
私がSBI証券で実際にクロス取引をする方法を徹底解説しますので、クロス取引初心者の方必見です。
Table of Contents
クロス取引の前に証券会社へ口座開設
クロス取引で株主優待をゲットするためには、まずは証券会社への口座開設が必須です。
私がクロス取引をしている証券会社はSBI証券です。
SBI証券は手数料が安く、取引画面が見やすいのが特長で、私がクロス取引で株主優待を取得するときには必ずSBI証券を利用しています。
ポイントサイト「ハピタス」からSBI証券に口座開設すると、4,000円相当のハピタスポイントがもらえます。
まだ証券会社に口座開設していない方はハピタスからSBI証券に口座開設することをお勧めします。
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ポイントサイトのことがいまいちよくわからない方は下記記事をご覧ください。
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クロス取引(つなぎ売り)の流れ
クロス取引(つなぎ売り)とは?
株主優待が欲しいために株を買ったものの、株価が急落して株主優待以上に損をしてしまっては元も子もありません。
そこでおすすめなのがクロス取引(つなぎ売り)です。
クロス取引とは、現物で買って信用取引で売り建てることです。
買いと売りの両建てなので、買った金額から下がれば損をしますが、売建も持っているためこちらでは利益が発生している状態なので、プラスマイナス0になります。
つまり価格変動があっても損得はありません。
そのため実質株の取引き手数料だけで株主優待をゲットすることができるというわけです。
じゃぁ株主優待が欲しいから今すぐクロス取引してもいい?
さや
株主優待は権利付最終日・権利落ち日がポイント
株主優待がもらえる時期というのは会社ごとに異なります。
今回私が取得したゼンショーホールディングスは3月と9月に株主優待の権利が得られます。
2018年9月の場合ですと、9月末日が日曜日にあたっているため、権利確定日は9月28日になります。
権利確定日に株主としての権利が確定するのですが、その日に株を買っても株主優待の権利は得られません。
権利確定日の3営業日前が権利付最終日で、2018年9月25日の営業終了時間までに株を買っておけばOKです。
権利付最終日の翌日(9月26日)が権利落ち日になり、この日以降にクロス取引した株を返済(現渡)すれば、取引手数料だけで株主優待の権利を得ることができます。
権利付最終日の翌日に現渡すれば取引終了で、株主優待をゲット!
ゼンショーホールディングスの株主優待の内容
すき家やはま寿司、ココスなどの人気飲食店を運営するゼンショーホールディングスでは、株主優待として500円割引券がもらえます。
保有する株数によって500円割引券のもらえる枚数が変わります。
優待獲得株数 | 優待券 |
100株以上 | 500円優待券×2枚 |
300株以上 | 500円優待券×6枚 |
500株以上 | 500円優待券×12枚 |
1,000株以上 | 500円優待券×24枚 |
5,000株以上 | 500円優待券×60枚 |
今回私はANAの株主優待を夫婦で取得したためあまり資金がなく、ゼンショーは500株でクロス取引をしました。
500円優待券が12枚もらえるので合計6,000円分です。
資金が十分あるなら1,000株で12,000円の優待券を狙うといいでしょう。
クロス取引実践
それでは実際にゼンショーホールディングスでクロス取引の実践をご紹介します。
クロス取引はSBI証券を利用します。
最初にクロス取引に必要な金額以上をSBI証券へ入金します。
私の場合、500株の取引のために120万円を入金しました。
クロス取引は一般信用売りと一般信用買いで注文して、翌営業日に約定したら信用買いを現物に交換(現引)します。
一般信用売り+現物買いでもクロス取引は可能ですが、前者の方が取引手数料が安く済むので前者で実践していきます。
SBI証券の一般信用取引短期は返済期間が15日です。
権利付最終日の翌営業日(権利落日)に決済すればいいので、権利落日を15日目として土日祝日を除いた14日営業日前からクロス取引(つなぎ売り)が可能となります。
2018年9月の権利落日は9月26日なので、14営業日前は9月4日になります。
9月4日~9月25日の期間に約定して権利落ち日まで保有していれば、株主優待を獲得できます。
ただ、保有している期間が長いと金利が余計にかかってしまいます。
早く取引することのメリットとして在庫がなくて売り建てができないということが防げます。
権利付最終日直前だと在庫不足で売り建てできないこともありますから、早めに取引することで確実に株主優待を狙えるというわけです。
私は9月25日の約定を狙って、9月21日の午後7時すぎに注文を入れました。
SBI証券は翌営業日の注文は前営業日の午後7時過ぎから受け付けがスタートします。
開始前や在庫がない場合には、下記画像のように「信用新規売」の画面の【一般/日計り売建受注枠】が ×(受付不可)となっています。
午後7時過ぎ受付が開始すると、在庫ありまたは在庫わずかの表示に変わりますので、そこを確認してから注文を入れるようにします。
午後7時過ぎのタイミングで注文を入れないと在庫不足で「受付不可」となってしまうこともあるので、午後7時前にはログインしてスタンバイしておきます。
それでは注文の実践です。
SBI証券にログインして、トップページの一番上にある株価検索の欄にゼンショーホールディングスの銘柄コード「7550」を入力します。
ゼンショーホールディングスの株価情報が表示されますので、画面右側にある「信用売」をクリックします。
以下のように注文します。
信用新規売
注文株数: 500(株主優待500円×12枚がもらえる)
価格: 成行(寄成)
期間: 当日
信用取引区分: 一般(15日)
ここで最も注意しなければならないのが「信用取引区分」です。
制度(6ヶ月)、一般(15日)、日計りとありますが、必ず一般(15日)にしてください。
最初は制度(6ヶ月)が選択されている状態です。
制度(6ヶ月)でもクロス取引はできますが、逆日歩(ぎゃくひぶ)といって手数料がかかる可能性があります。
詳しい説明は省略しますが、必ず一般(15日)を選択するようにしてください。
無事に注文が受け入れられたら次は、信用買いの注文を入れます。
信用新規買
注文株数: 500(信用新規売と同数にする)
価格: 成行(寄成)
期間: 当日
信用取引区分: 制度(6ヶ月)
ポイントは、信用新規売で注文した株数と同数にすることです。
信用取引区分は制度(6ヶ月)でもこちらは逆日歩はつきませんので、制度(6ヶ月)にしても構いません。
これで約定前にすることは終了です。
次は翌営業日に約定してからの「現引」です。
翌営業日約定後の現引
SBI証券のトップ画面より、【取引】→【信用返済・現引・現渡】と順番にクリックします。
ゼンショーHDの買建の欄にある「現引」をクリックします。
注文株数には建株数(注文中)と同じ数の500を入力し、パスワードを入力して注文確認画面へ進みます。
注文確認画面で、注文数に間違いがないかをチェックして問題なければ、「注文発注」をクリックします。
これで現引することができました。
これでゼンショーホールディングスの現物買いができました。
この時点で、信用売りと現物買いの両方を持っています。
後は、権利落日に現渡すれば取引終了です。
権利落日の現渡
権利落日である2018年9月26日に現渡をしました。
SBI証券にログインして、【取引】→【信用返済・現引現渡】の順でクリックします。
ゼンショーHDの【現渡】をクリックします。
現渡の注文入力画面で、注文株数を建株数と同数にします。
取引パスワードを入力して注文確認画面へ進みます。
確認画面で注文数を確認して、間違いなければ注文発注をクリックします。
これで現渡の注文が受け付けられました。
発注状況で完了(全部約定)となっています。
これでクロス取引は全て終了です。
あとは株主優待が郵送されてくるのを待つだけです。
ゼンショーの株主優待は12月上旬頃送られてきます。
有効期限は約半年で、来年の6月末まで利用可能です。
3月の株主優待は、6月下旬に送られてきます。
こちらの有効期限は12月末です。
クロス取引でかかった手数料公開
実際にクロス取引でかかる手数料がいくらなのかを項目別に公開します。
信用売建手数料 | 378円 |
信用買建手数料 | 378円 |
貸株料(4日分)3.9% | 500円 |
信用買建金利(1日分)2.8% | 90円 |
合計 | 1,346円 |
SBI証券では信用売の場合、貸株料が3.9%かかります。
9月25日に約定したため受渡日が3営業日後の9月28日、
決済日は権利落日の3営業日後10月1日です。
9月28日~10月1日までの営業日の日数が4日なので、貸株料は4日分発生します。
権利落日の受渡の画面でも貸株料と信用建手数料が表示されます。
信用買建金利の1日分とは、最初に信用売・信用買で注文をして、翌営業日に約定したらすぐに現引(現物株に切替)するため日数は1日となります。
自分で計算しなくても実際に請求される金額で内訳がわかりますので、参考程度に見てください。
今回のクロス取引での手数料は合計1,346円でした。
これで6,000円の優待券がもらえるのですから、4,654円お得です。
クロス取引まとめ
クロス取引の方法をご紹介しましたが、実際に実践してみると意外と簡単です。
でも株なので注文数を間違ってしまうと大きな損失になる可能性があります。
注文の際には数量が間違っていないか十分気を付けた上で取引するようにしてください。
我が家ではこれまでANAやマクドナルドの株主優待もクロス取引でゲットしました。
ANA株主優待券をクロス取引で8枚確保!1枚当たり494円
マクドナルド株主優待券5冊確保!クロス取引で1冊487円でゲット
株主優待の権利確定は3月と9月に集中しています。
ゼンショーとANAは3月・9月で、マクドナルドは6月と12月です。
次回は12月のマクドナルドをまたクロス取引でゲットしようと思います。
皆さんもクロス取引でお得に株主優待をゲットしてはいかがですか?