先日ずっと取引制限されていた新生銀行のお金を引き出せたお話をしましたが、その引きだしたお金を住宅ローンの繰り上げ返済に回すことにしました。
計算したところ期間短縮型で6年3ヶ月短縮されます。
住宅ローンを組むと条件を満たしていれば10年間住宅ローン控除が受けられます。
繰り上げ返済するのがお得なのか、繰り上げ返済しないで住宅ローン控除を受けた方がお得なのかをシミュレーションして調べてみました。
繰り上げ返済と住宅ローの控除どっちがお得なの?
住宅ローンを組んだら利息がバカにならないので、お金が貯まったら繰り上げ返済した方がいいとよく言われていますね。
でも住宅ローンを組むと、所得税などが優遇される住宅ローン控除が受けられます。
繰り上げ返済すると住宅ローン控除の額が減るので、その分損ではないかと思いました。
そこで実際に繰り上げ返済する金額を決めて、残りの住宅ローの控除が受けられる期間の額と繰り上げ返済したときの減額どちらがお得なのかをシミュレーションしてみました。
我が家の場合
2012年8月に住宅を購入し、2012年9月より住宅ローン返済開始
借入金額 | 1,000万円 |
借入期間 | 20年 |
金利 | 1年~5年 1.26% 6年~20年 1.56% |
2016年6月に300万円を繰り上げ返済すると、期間が75ヶ月(6年3カ月)短縮されます。
また約65万円の利息が減少します。
我が家の住宅ローン控除の残り期間は残り6年
本来なら住宅ローン残高の1%の控除が受けられますが、300万年繰り上げ返済すると年間で3万円住宅ローン控除が少なくなります。
300万円×1%×6年間=18万円
つまり300万円繰り上げ返済すると本来受けられるはずだった住宅ローン控除が18万円受けられなくなります。
この場合控除額よりも利息の方がはるかに高いので、我が家の場合は繰り上げ返済する方がお得ということになります。
ということで300万円を繰り上げ返済することに決めました!!
これはあくまでも我が家の場合です。
借入金額や金利などの条件が変われば、結果も異なると思いますので、繰り上げ返済するとき必ずシミュレーションすることをお勧めします。
繰り上げ返済すると団信保険料も安くなる
我が家の住宅ローンは楽天銀行のフラット35です。
一般的な銀行の住宅ローンの場合は団信保険料が住宅ローンに組み込まれているので強制加入です。
でもフラット35は団信の加入は任意なので入っても入らなくてもいいのですが、何が起こるかわからないので我が家では加入しました。
この団信保険料に年間5万円ぐらいかかっています。
保険料はローンの残高によって決まるので、繰り上げ返済すればローン残高が減る分保険料も安くなります。
また今回300万円の繰り上げ返済で約6年期間が短縮されるので、団信の支払い期間も自動的に6年間短縮されることになります。
繰り上げ返済することで団信保険料も安くなり、期間も短くなって2重にメリットがあります。
住宅ローン控除と繰り上げ返済との差が微妙な場合には、団信保険料も考慮するといいでしょう。
でも無理に今あるお金のほとんどを繰り上げ返済に使ってしまい、急な出費に対応できないということになる可能性もあるので、ある程度は手元に残しておくことも大切です。
繰り上げ返済まとめ
我が家では先日の新生銀行にずっと預けておいたお金(200万円)があったので、手元から100万円出して合計300万円を繰り上げ返済に回すことにしました。
これで住宅ローンの残高は約500万円になります。
期間も6年ちょっと短くなったので、上の子が高1終わるころには住宅ローンも終わります。
残り約10年です。
周りでは住宅ローンを35年組んでいる方が多いので、10年と考えると短い気がしますが、それでも払っていけるのかという不安はあります。
住宅ローン控除が終了すると断然繰り上げ返済した方がいいのでローン控除が終了する年までには全額返済できればいいなぁと考えていますが、どうなることやら。
住宅ローンが終了したら、これまで支払ってきた分を老後資金にしようと思います。
楽天銀行のフラット35は他の銀行に比べて金利が低いのでお勧め!!